2013-03-25

リンカーンセンター@NYでの被災地高校生とのコンサート

NYセントラルパークそばにありますJazzリンカーンセンターで、一昨日の夜、被災地3県から高校生を招聘し、プロの音楽家に混じってのコンサートが開かれました。

http://handinhandconcert.com/index.html

積水ハウスや富士ゼロックスが特別協賛、他にも米日財団や日本の企業、そしてNYのアーティストなどによる協力や多くのボランティアの方により実現したこのコンサートです。ありがたいですね。

さて、実は私の母校、釜石高校からも5名の生徒さんが参加しました!

他、岩手県は大船渡というところからも14名、福島から42名、宮城からは12名。NJのカレッジから百人以上参加してくださってますし、オーケストラの方々も結構な人数で、とても盛大なコンサートでした。

福島で、日本人生徒さんの合同練習があったり、NYに到着後は、プロの方やNJの学生さんとの練習があったり、そして本番と、本当貴重な多くの出会いや体験をしたことと思います。

同じ被災した他県の生徒さんたちとの交流は貴重なことでしょうし、アメリカの学生さんたちとの出会いもとても貴重と思います。きちんと友達作れたかな?!気になりますね。

コンサートの最後のほうでは、ビデオが流れ、アメリカ人のボランティアの方がプロジェクトの様子を説明したり、被災地の様子や津波の様子、福島の原発の様子をビデオで流したり、自分の故郷の悲惨な様子を、日本ではなく、海外でしかも外国人に囲まれた状況で見るというのは、とても複雑で日本では決して味わえない心境だと思うのです。

私の住んでいるところは、津波もあったけれど、原発の問題もあったけれど、こんなにいいところもあるのよ〜と、思うけれど、でもね・・・というそんな気持ちとか。

指揮者の山田あつし氏の気持ちもとても伝わってくる素敵なコンサートでした。瑠璃色の地球の合唱もありましたが、涙が止まりませんでした。被災した生徒さんたち、よく泣かずに歌っていたな〜とも思いましたし。

母校の生徒さん達に会えるかな〜、会ったらこの話しもしたい、あの話も・・・と思いつつ、演奏の後お会いしたら、感極まって世間話しか出来なかった私でした(笑)本当、よく遠いNYまでよくいらしてくださいました。

↑ NHKのインタビューを受けてました。放送されたのでしょうか?!

合唱も、ほとんどが英語です!英語ですよ〜。しかもアメリカ人と一緒に歌うので、母校の生徒さんに聞くと、オーストラリア人の先生が今赴任していらっしゃるそうですが、その先生にいろいろ直していただいたようです。楽譜も見せていただきました。

母校の生徒さん達の多くは、実家が被災していました。

他校の生徒さんもそうです。

このNYの体験が、最終目的ではなく、今後本当に大きく羽ばたいていっていただきたいです。

追伸:NYの岩手県人会の方たちも数名いらしてました。本当皆さんお忙しい中、被災した故郷の援助されていて、頭が下がります。

By Masumi

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