2010-03-02

2010 Vancouver Olympicを楽しむ100話 -71話:Vancouver Olympic 忘れられたバンクーバーの慰霊碑

同感と思いつつ、私もコメントしていなかったので遅くはありますが・・・

歴史家・作家 加来 耕三 氏のコメントです。

連日、熱戦がくりひろげられたカナダのバンクーバー冬季五輪が閉会した。
日本人はこぞって、日本人選手の健闘を手に汗して称えた。

だが、この「平和の祭典」の舞台で、同じ日本人がかつて、生命(いのち)を懸けたもう一つの“物語”があったことを知る人は少ないようだ。

バンクーバーの代表的な公園スタンレーパークに、一種奇妙な記念碑が建っている。「日本人義勇軍戦没者慰霊碑」とでも訳せばいいのだろうか。碑文は、英語でつづられていた。

By 加来 耕三  歴史家・作家

http://allatanys.jp/B001/UGC020006120100302COK00496.html

*お客様からいろいろとメールいただきました。

Sさんより(抜粋)

こんどそちらに行ったら、スタンレーパークの慰霊碑のところに行きたいと思っています。
加来耕三さんの文を読みながら、涙が出てきました。

Mさんより(ごめんなさい!とても感慨深い内容でしたが中略とさせていただきました)

71話を興味深く拝見しました.(中略)
民族間の偏見や差別はどこの地域でもあります.
すぐに思い出したのがハワイの日本人です.

http://www.janm.org/jpn/nrc_jp/militarych_jp.html

加来 耕三氏の話は第一次大戦への日本人の参加ですが,
ハワイでの日本人部隊は第二次大戦の欧州戦線への参加でした.
Go For Broke で知られた442部隊などが有名ですね.
いずれも,居住する国に対して市民権を得るための明示的な活動だったと思います.
その心境は,日本で生まれ育って生きているだけの現在の日本人とは違って,
強烈なアイデンティティの意識があると感じます.(略)

私もふと、自分の遠い移民した親類を調べるためにロスのリトル東京や全米日系人博物館へ行ったのを思い出しました。
もう10年以上昔のことですが、調べ物をしていましたので、いろいろな日系人の方に話しかけていました。リトル東京でお会いした日系人の方と話をしていると、
「僕たちが第二次大戦で何をしたかわかる?ひどいことをしたんだよ」と
日本人の顔をしているから日本のスパイをして・・・

彼らは数十年経った後もその傷から全く癒されてなく、ダニエル井上さんのような方やアメリカで活躍している日系人の方がいらっしゃる中、重い暗い生活を送っていらしたようです。
時々あのときの人たちはまだリトル東京のあそこにいらっしゃるのかな〜と思い返します。
あのときの目がいまだに忘れられません。

By Masumi

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