2011-04-16

被災地の様子(釜石)

こちらに戻り親類の滞在する避難所の訪問や、友人を周り、お墓参りをすませてからはNPOかだってという団体のお手伝いをしています。
市からの受託事業などをしているところですが、地震後は自宅避難をしている方へ避難物資を届けたり、市が受け入れしていなかった、個人からの物資の仕分けや配布をしています。

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@釜石 箱崎

当初はなぜ市などが個人からの物資の受け入れをしないのか、理解できませんでしたが、この仕訳が結構大変なのです。
避難先も本来避難すべき公民館や学校が津波で流され、残ったお宅に十数人で滞在し、届いた物資を置ける空間も限られているため効率よく物資が運ばれなければならず、不要なものを多く届けるとそれを保管しておく場所がないため、必要に応じ希望のものをお届けするようになっています。

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@釜石 箱崎

釜石市内のほとんどはお風呂が作られたり、ない場所もお風呂のあるところまで輸送してくださったりされますが、他市外の避難場所でいまだお風呂に入っていない方もあるともお聞きしています。

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@釜石 根浜

仮設住宅の建設もだいぶすすんでいます。
避難所の親類や知り合いと話をするときの、明るい話題と言えば「仮設住宅に申し込んだ」ということ。でも倍率高いんです。

@釜石 上中島グランド

Temporary housing units will be ready soon.jpg

ご自身の住んでいらした場所近くに住みたい方も多くいらっしゃるものの、私の親類などはあの津波を見て、漁業はしばらく再開しないつもりなのか、2家族とも海から遠いところに住む希望のようです。

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それにしても毎日、毎日、多くの方がボランティアなどお手伝いにいらしていて、観光客らしき方もいらっしゃいますが、ありがたいものです。

何度もお伝えしますが、自衛隊をはじめ、兵庫・大阪府警そして長野県の医師団は、震災翌日にすでに釜石に救援のため入って下さったようです。
本当ありがたく思います!

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こちら釜石大観音からの日の出前です。

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By Masumi

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