2021-06-11

使い捨て“割り箸”が素敵なインテリアに⁉️

みなさんこんにちは!まだまだ肌寒いくらい涼しいバンクーバーですが、つい先日は29度くらいまで上り、日によっては夏を思わせるような季節になってきました さて、今日はバンクーバーのサステイナブルな会社(割り箸をリサイクル!)を紹介したいと思います🌱

 

本題へ入る前に、クイズです

バンクーバーには、一体いくつのレストランがあるでしょうか?

 

なんと!5,000を超える様々な国籍料理が楽しめるレストランがあるのです👏

中華、和食、韓国料理、ベルギー、ギリシャ、イタリアン、フレンチ、ペルシャ等々、本当に多国籍なラインナップで、気分やお好みに合わせて選べるのが嬉しいですね!

ちなみに私のオススメはアフガン・ターキッシュ料理バーナビーにあるこちら、こじんまりした隠れ家的レストランですが、とっても美味しいです!Kabuli PlauとLamb Shankがオススメ

 

そんなバラエティ豊富なバンクーバーのレストラン業ですが、最近まではコロナの影響で、パティオを除きテイクアウトまたはデリバリーのみの営業となっておりました。

そうなってくると、環境面で(もちろん経済面でもですが)気になってくるのは、使い捨て容器やカトラリーの多用🚮

そんな、ゴミになる運命の使い捨てカトラリーの中で、お箸に目を付けたのが、バンクーバーのChopValue社!

以前、こちらのブログで循環型経済の話に少し触れましたが、このChopValueはまさにそれを体現する会社です

使い捨ての割り箸を450以上ものレストランから回収し、ただゴミになるはずだった割り箸に、Second Life(第二の生)を与える、何とも胸の踊る事業です

©︎ChopValue

実際に、割り箸はこーんな素敵なものに変化していますよ!

 

今までに、3,400万本以上もの割り箸がリサイクルされ、上記のような素敵なグッズに変身を遂げています

UBCにも各ゴミ分別BOXがありますが、お箸はさらにまた別の回収BOXがあったことを思い出しました!

このChopValue、もちろんUBCの各レストランやフードコートのお箸も回収しているんですね〜

Masumiもレストランから回収されているのを先日見ていたようです。ちなみに近所でも回収箱を発見!
Chop Value

 

それどころかなんと!社長のFelix Böckさん、実はUBCの卒業生!Forestry(林業)の博士号を修了されていらっしゃるんです!!

そして、何を隠そう、このChopValue社の駆け出し事業は、UBC内のラボで行われていたんです UBC学生からも割り箸リサイクルについてのお話を前聞いていたのでした。

 

元々林業の中でも竹など建築材の研究をされていたFelixさん。建築現場や解体現場の木材を再利用するプロジェクト案を出していたそうですが、その研究に行き詰まっていた時があったのだそうです。

そんなある夜、Felixさんは彼女さんとお寿司ディナーを楽しんでいたそう。彼女さんはお寿司を食べながら自分の手の中のお箸を眺めて、頭を抱えるFelixさんにこんなアドバイスをしたそうです。

「何かもっと小さなこと、もっとシンプルで誰でも手に取って触れられるようなことから始めてみたら?例えば、このお箸とか」

この出来事が、ChopValueの起源だそうです

 

リサーチを進めていくにつれ、Felixさんは、バンクーバーのアジア料理屋さんの多さや人気さを知ると共に、メトロバンクーバーで毎日10万本のお箸が捨てられているということに気づいたそうなんです。

「これらのお箸は、中国から9,000キロメートルもの輸送を経てバンクーバーまでやってきて、たったの20分やそこら使っただけで捨てられてしまうなんて・・・」

そんな思いが、Felixさんの情熱にさらなる火を注いでいったのだとか。

日常の何気ない一コマから、環境へ大きなインパクトを与える行動を起こして行ったFelixさん、とてもかっこいいですよね

なんと、弊社スタッフの関西ボーイは、そんなFelixさんとお知り合いのようで

 

コロナが落ち着いたら「工場見学ツアーをしてみたいね!」と話し盛り上がったトワイライトスタッフなのでした

私が狙っているChopValue社グッズはこちら!まな板〜

コースターやサービングトレイもお洒落で可愛いです いつか、皆様と工場見学をご一緒できる日を楽しみにしています

By Mayumi

2 Comments

  1. 藤井嘉子 says:

    素晴らしいリサイクルですね。気になって、割り箸のリサイクルで、しらべてみると、日本ではボランティアで集めて、再生紙を作るように業者に引き取ってもらうようなことは、しているようですね。子どもと遊んでいる頃に、割り箸を組み合わせて、クリスマスツリーをつくったりしましたが、今回の記事にはびっくり。遊学が再開されたら、工場見学したいですね。Kako

    1. ご無沙汰しております!お元気でしょうか?
      そうなのです。こちらちょうど日本語になっているビデオも見つけたので皆さんにもご紹介しやすかったです。
      落ち着いたら工場見学をさせていただこうと計画中ですので、またアップしますね〜
      By Masumi

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